入庫したきっかけは?
もともと地元志向が強く、実家がある東北での就職を見据え、東北の大学に進学しました。加えて、大学の専攻が経済学で、労働と経済活動の関連について学び、労働者を支える福祉金融機関である当金庫の魅力をより一層感じ、エントリーしました。最終面接は緊張して何を話したか覚えていませんが、ご縁があり今こうして働かせてもらっています。
現在の仕事の内容は?
システム全般の業務を担当しており、金庫独自システムの導入やインフラ整備など幅広く行っています。システムに関する「なんでも屋さん」のような感じでしょうか。以前、全国の労働金庫のシステムを委託している「労働金庫連合会」に出向し、「アール・ワンシステム」の開発に関わった経験があり、その中で培った経験や知識が現在の幅広い業務の下支えとなっているように感じます。また、IT国家資格の「情報処理安全確保支援士」として、セキュリティ情報収集や啓発活動を行っています。
東北ろうきん統合20周年を迎えて
私は2013年に入庫し、自身が10周年で節目の年にあたるため、とても感慨深いものがありますね。当時、6県の労働金庫が統合するには、職員の団結と会員の理解が必要不可欠であったに違いありません。様々な課題を乗り越えて統合を完遂したみなさんに尊敬の念を抱いています。
今後のビジョンについて
金融機関を取り巻く状況は目まぐるしく変化しています。マスメディアでは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や「FinTech」、「AI」について日々取り上げられ、私たちの身近な生活でもQRコード決済がここ数年で一気に浸透しています。当金庫としても、時代の進む一歩先を見据え、包括的なIT戦略を立案した上で、効果と費用面から最適なシステム導入を行っていく必要があると考えています。ただし、業務の効率化は重要ですが、当金庫の強みである「人」と「人」のつながりをより一層強固にすることが「目的」であり、システムによる効率化は「人」に割ける時間創出のための「手段」として考えています。
さいごに
システムって面白いんですよ。アレルギーを持ってしまっている方もいるかと思いますが、システムの裏には開発者の「想い」や「考え」が詰まっていて、「なぜこういったシステムが組まれているんだろう」と一つ一つ解読して、仕組み、繋がりを発見するのが楽しいんです。集中してしまうと謎解きゲームをしているような感覚に陥り、時間を忘れてしまいます。(3歳になる娘と過ごすのは、もっと時間を忘れさせてくれます。写真右写真下)