入庫したきっかけは?
学校の求人で「ろうきん」を目にしたことがきっかけです。働く人のための日本で唯一の福祉金融機関、ということで興味が湧きました。また、当時笑顔で接客の仕事をしている女性をすごくかっこいいなと思っており、「ろうきん」は私の中の憧れの仕事のイメージにマッチしている、と感じたことも入庫の決め手になりました。
現在の仕事の内容は?
ローンセンターで、お客様からの融資の相談をお伺いしています。融資と聞くと、「借金」というややネガティブなイメージもあるかもしれませんが、そうではなく、お客様の夢やより良い暮らしの実現をサポートするためのものと考えています。融資は、お客様と長く生涯にわたってお付き合いのある仕事です。日々暮らしの様子も変わっていく中、お客様が困ったときに相談相手として選んでいただけるよう、日々努力しています。
仕事を進めるうえで大切にしていることを教えてください
初心を忘れないことです。仕事に慣れてくると、お客様に対していつの間にか画一的な応対になってしまうことがあります。すると、その方が本当に必要としていることや、相談したいことを見落としてしまうかもしれません。お客様一人ひとりに親身に向き合いよく声を聞くことで、有意義なご提案につなげられるよう、日々気持ちを引き締めて業務にあたっています。
お客様のお話で融資審査に必要のない情報は一切ありません。家族構成も、単に人数だけでなく、何歳のお子様がいて、部活動や習い事はなにをやっていて、どんなことにお金がかかっているのか…など、ご家庭の状況を詳しくお伺いすることで、どうすればお客様の望む幸せの形になるのかより具体的に考えることが出来るようになります。お客様の想いは、すべてご自身の人生そのものと考えています。お客様とともに、想いを実現するためのより良いプランを考えていきたいですね。
東北ろうきん統合20周年を迎えて
統合年度に入庫したため、私自身もちょうど勤続20年の節目を迎えます。
統合時は経験も少なく、業務上も様々な変化があり苦労したこともたくさんありましたが、沢山の方に支えていただきました。これまでの間に3回産休と育休を取得させていただいているので、20年間、周囲の方々には本当にお世話になり、感謝の思いでいっぱいです。
以前窓口に「お父さんがろうきんで教育ローンを組んで自分を大学に進学させてくれた」というお客様が来店され、自分もローンの相談は絶対ろうきんにしようと決めていたというお話を聞く機会がありました。その時、お客様の人生に寄り添う自分たちの仕事の意義を改めて実感しましたし、次の世代へ「ろうきん」の役割や意志を伝えていく重要性もひしひしと感じています。
今後のビジョンについて
一人でも多くのろうきんファンを増やしていきたいな、と思っています。自分にも子供がいるので、若い世代への金融リテラシーの向上に向けたサポートができないかな、と考えています。若い世代の方々が興味を持って話を聞いてもらえる環境を作ることができたらいいですね。また、金融業界もデジタル化が進んでいて、時代の流れもあるのでそれはすごく大事なことだと思うのですが、やっぱり私たち職員一人ひとりが、お客様と向き合うことは忘れないでほしいと思っています。もっともっとお客様に目を向けて、お客様が何を望んでいるのか、真摯に考えていきたいですね。
休日は何をしていますか?
子どもたちと遊んだり、それぞれの部活をはしごしています。一番上の子は高校球児なのですが、今年が最後の夏だったので、特別な思いがありました。また、時間を作って子どもと海や公園に出かけて一緒に過ごすことで、癒されています。
さいごに
仕事をするうえで、とにかく自分の感覚、センスを磨く必要があると日々感じています。
ファッションセンスも磨くとより素敵なコーディネートが組み立てられるように、仕事のセンスも磨くことで、どんな組み立て方ならお客様の幸せを形にできるかな、と考えることが出来るようになると思います。
私の場合ですが、子供の友達のお母さんと会話をするときなどは、異業種交流のような気持ちで臨んでいます。どこのスーパーにいくの?あの薬が効くよ、等、何気ない会話の中から、地域の状況やそこに生活する方々の現状に思いを巡らし、自分の感覚をアップデートするよう意識しています。
地域の方々が何を思い、望んでいるかを常に考え、自分の知識と経験を総動員して、お客様一人ひとりに最適なライフプランをこれからも作っていきたいですね。