入庫したきっかけは?
結婚を機に夫の出身地である陸前高田市に住んでおりました。夫の両親と同居していたため、子供を預け働きたいと思い高田支店に契約職員として勤務することとなりました。その後、下の子供ができたため退職したのですが、出産して落ち着いた頃に声を掛けていただき、また高田支店に勤務することとなりました。
東日本大震災では高田支店は津波で大きな被害を受けましたが
地震の時は高田保育所へ訪問中でした。支店に戻ってからの避難途中、後ろから津波が建物を押し寄せてきたのが見えて本当に恐ろしかったです。何とか避難はできたものの家族の安否はすぐには分かりませんでした。幸い私の家族は無事でしたが、親戚、お客様、本当にたくさんの方々が犠牲になられました。その後、自動車学校での仮店舗営業再開、業務は再発行と相続の受付がほとんどで心が折れそうでした。そして2011年11月、高台への移転仮店舗のオープンとなりました。それまで毎週のように応援に来て下さった全国のろうきん役職員の皆さまへは、感謝の想いでいっぱいです。
契約職員として入庫後、正職員登用、さらに次長代理になられ苦労された点は?
当時の正職員登用は私を含めて二人でした。たった二人…が正直な気持ちとプレッシャー、まわりからは「どうしてあの人が正職員に」と思われないように「やるべきことはやる」という気持ちでいました。それは今でも同じです。現在は渉外次長代理として大きな店舗の大きな目標を達成するために何をどうすればお客様、会員から協力してもらえるかを考え行動し毎日必死です。ゴールはありません。これまで、預金窓口、融資も多少なりとも経験できたことが会員に対しての提案活動にも役立っています。今までそれぞれの業務を親身になって教えてくれた先輩方には本当に感謝しています。
お客様、会員、同僚職員に対して思うことは
正職員に登用されてからの担当はその多くは渉外です。そうした中で担当した会員に対しては感謝しかありません。すべての会員、役員、書記さんに対して様々な提案をしても協力的で数字にも貢献いただきました。当たり前のことを当たり前にやることで、会員、お客様からはさらに別のお客様に繋げていただいていることも感じました。また上司、先輩、同僚職員の方々には本当に要所要所で素晴らしい人に恵まれたと思っています。その方々のお陰でいままで頑張ってこられたと思っています。
さいごに
一番下の息子が小学生から野球をしていて、9年間土日は追っかけの日々を過ごしていました。その息子も大学生になってしまい、いまはそのロスに陥っています。子育ても終盤戦、せっかく生き残った命なのでこれからは自分のための時間をゆっくり過ごしていきたいと思っています。まずは趣味を探すところから始めます。