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人のつながりが豊かであれば、そこにいるだけで幸せになる 特定非営利活動法人サンネット青森

学生と交流

NPO法人サンネット青森は、市民による市民のための精神保健サービスを創ることをめざし、精神科に通院や入院している人たちを支援する団体です。
「地域サービスセンターSAN Net」として就労継続支援B型作業所を、「ワーカーズコレクティブハウスひいらぎ」として共同生活援助事業を行なっています。

1999年、市民団体「サンネット」を結成し、青森市中心商店街の中にオープンスペースを開所しました。「ここに来るとお茶を飲んでお菓子を食べながら時間を気にせず過ごせる。」それまで病院か自宅にしか居場所が無かった当事者の間にサンネットは口コミで広がり、多様な人たちが集うようになりました。

学生と交流

このオープンスペースを、当事者が元気に役割を持って過ごし利益を得られる場所にしようと考え、作業所として認可を目指します。しかしそれまで作業所は家族会が立ち上げることが一般的であり、市民団体が運営する作業所は青森県では初めてのチャレンジでした。そのハードルは高く、制度も度々変わり、実現まで8年もの歳月を経ることとなります。

そして2006年に障害者自立支援法が施行され、2007年就労継続事業B型作業所「地域サービスセンターSAN Net」がスタートしました。「お買い物宅配事業」「商店街での花いっぱい作業」など青森市の中心部で商店街と関わりながら活動を続けています。当事者メンバーが触れ合い時にはぶつかりながら生き生きと作業をしています。

公園の花作業

福祉については時代とともにシステムが変わり、支援のあり方、社会の捉え方がどんどん変化しています。「当事者に生きがいを、働ける社会を。」という支援の流れは、ともすれば当事者に働け働けと言うことにもなりかねません。一度その流れから外れたり病気になったりした人が取り残されてしまう、そんな不安がつきまといます。

生きている甲斐ってなんだろう。」その答えを模索する中、「プラスえん」というスペースを2017年にオープンしました。サードプレイスと呼ばれる、自宅でも職場でもない第3の居場所が現代社会には必要だと言われていますが、ここ「プラスえん」は強い人も弱い人も障害がある人も無い人も、誰でも寛ぎ語らうことができるスペースを目指しています。

市民団体サンネットを立ち上げた頃、口コミで訪れる当事者が増えたように、「プラスえん」のコンセプトに賛同する実に多様な人たちが、様々な使い方をするスペースになりました。

「人のつながりが豊かであれば、そこにいるだけで幸せになると思うんです。」ふわりと春風のような笑顔でお話ししてくれた代表の言葉が印象的でした。

特定非営利活動法人
サンネット青森