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子育てがもっと楽しくなる庄内地域 特定非営利活動法人明日のたね

山形県庄内地方で、子供たちに自由に楽しく遊ぶ時間を提供しようと主婦たちが立ち上げた団体、NPO法人「明日のたね」。子育てをキーワードにさまざまな活動を地域で展開しています。

2013年、庄内の豊かな自然の中で子育てをとことん応援しよう!という思いで、元庄内地域子育て応援協議会スタッフだった主婦3人が「庄内子どもプロジェクト明日のたね」を立ち上げました。

三世代同居の多い山形県では学童利用率も高く、長期休みのみ預けたいと考える保護者も多くいました。そこで、東北公益文科大学の協力を得て、山形県庄内総合支庁に企画提案し、長期休み期間の子どもの預かりと様々な体験を組み合わせた「あそぶ・まねぶ!こども大学(楽)」を開催しました。今でも地元大学の学生ボランティアの協力を得て、継続して実施しています。

その後、子育て世代向けの防災出前講座を子育て支援センター、町内会等から依頼を受けて実施したり、再就職のための「ママたちの再就職準備講座」を、キラリ☆カレッジという名で母親たちの再就職・起業・社会貢献の3つの出口を応援する講座を開催したり、と多彩な支援事業に次々とチャレンジしています。

2016年には鶴岡市に地域子育て支援拠点「子育てともにひろば」を設け、地域のみなさんと一層つながりを持てるよう多世代交流の場としても提供しています。地域の高齢者の方も遊びにきては、こどもをみて「かわいいの~」と声をかけてくれ、多世代の交流が生まれています。そのため、知らなかった郷土料理や文化を知ることができ、顔と顔がつながる安心感があり、それが子育ての孤立や不安感の解消につながっているようです。ひろばには、リユースコーナー「とりかえっこ」もあり、子ども服の譲り合いができます。

2018年からは、この地区の日帰り温泉ぽっぽの湯で「お風呂託児®」を月1回開催しています。

子育て中の家事はたいへん、特にお風呂は子どもを入れてとなると慌ただしく終わってしまいます。時にはママもゆっくりお風呂に浸かりリラックスしてもらいたい!という思いからの企画です。参加したママからは「ありがたい。自分も子育てが一段落したら手伝いたい」という声が寄せられ、お互い様とおかげ様の子育て支援が根差し始めています。

特定非営利活動法人
明日のたね